先月末のこと、息子から「仕事仲間の娘さんが某高校の音楽科を受験するのだけど、実技試験があってホルンを吹くので、とーちゃん指導してやってくれないか」との突然の依頼がありました。
その時点で入試まで2週間を切っていて、今から誰か適任の指導者を探して頼むのも難しそうだし、一応永年ホルンを吹いていた経験はあるので、とりあえず引き受けることにしました。
とは言っても35歳でホルンは引退してそれから34年ほとんど吹いていないし、今では尺八奏者なのでまともにホルンは吹くことはできないのでレクチャーだけなら、と言うことで話はまとまりました。


課題曲をLINEで送ってもらい、事前の準備は何とか完了。
とりあえず一度見てあげると言うことで、2月末に息子の会社の事務所でレッスンをしました。
3年間吹奏楽部にいただけあって、そこそこは上手に吹きます。
ただ大体の例に漏れず、先輩から教わったいい加減な知識や技術でしか吹いていないので、細かい工夫や裏ワザなども伝授して、1回目のレッスンは終了。
続いて今月1日、2回目のレッスン。
1回目よりはるかに上手に吹けていて、外で聞いていた素人の彼女の父親や、私の息子でも上達していることを実感したようでした。
多少は爺のレクチャーでも効果あったのかな、、、
使わなくなったホルン関係の本を少し、楽典も余っていた一冊をプレゼントしました。
昔使っていた楽譜等も今さら持っていても仕方ないので、不要なものは廃棄して使えるものだけ使うように言って渡しました。
マウスピースを複数個持っていたので、これも使う予定もないし、お好みのものをプレゼントしました。
さて一昨日、合否発表でした。
無事合格したようで、多少はレッスンに携わった者としてほっとしています。
これからもずっとホルン沼に浸かってくれることを願います。
他の楽器よりホルン沼は深いんですよ。
頑張れ!
そうそうこの父娘と、数年前に福光めでたの大会会場で会っているのです。
娘さんは小さい頃から民謡を習っていたようで、その時の福光めでたの大会にも出ていました。
たまたま先生が亡くなられて教室が消滅、民謡はやめたようですが、どうやらその時から音楽に目覚めていたようで今後が楽しみです。
世の中狭い。