ラジオ少年さん、頒布事業終了

2024/3/31で事業終了されて、今はホームページに行っても販売品のページはおろか原OMによる製作記のページ、合格体験記なども削除されちゃったようです。

年明けから「買う物リストつくんなきゃ」とずっと思ってて、結局面倒でギリギリになり、真空管のスペア+α、440pf二連バリコン、300uHバーアンテナなどを購入。マジックアイも一つオマケもらいました

6BE6が既に売り切れ。中国球か他のソースで探すことにします。

バーアンテナは今の4S-STD標準のソレノイドを置き換える予定で、GWの帰省でテストします。

バリコンの方は短波付きの2バンドにするときにパディング噛ませて使おうかな、と。いつになるか分かりませんが。

trio R-300の歪みの調査計画

一昨年入手して手直しや再調整して使ってきているR-300ですが、残っている課題の一つが音割れです。ちなみにRFゲインツマミ(中身は可変抵抗のアッテネータ)を絞っても症状は変わりませんので、RFやIFの問題ではないと想像しています。

どんな症状かというと次の通り。

  • 正弦波で100Hz/1kHzで30%変調した信号を入れても歪んでるようには聞こえない
  • ラジオ放送で元々のノイズが少ないローカル放送を聞いたときに、アナウンスだと歪みは目立たない
  • 音楽が流れるて、使用楽器が多いとベースの音で歪みが顕著でエフェクターのファズをかけたようなクリップ音になる
  • QR-666のAF/PS基板と差し替えても同じように歪む

と言う具合です。オーディオアンプの終段のプッシュプルでのクロスオーバー歪みなのかなあ?

特に自分のR-300のAF/PS基板固有の問題ではなさそうで、となると、IF段のあとの検波〜増幅・フィルターのあたりの問題なのか、それともアンプ部の回路の共通の問題なのか?

問題を切り分けるために、R-300のレコードアウト(=マイクレベルの信号出力)をラインレベルに持ち上げて、手持ちのヘッドホンアンプのアナログ入力に入れてみようと思っています。

マイクレベルからラインレベルなのでマイクアンプキットがそのまま使えますね。エレキットのNT-5と言うキット(C1815/A1015の互換トランジスタ使用のキット)を組み立ててレコードアウトへの配線を変えるつもりです。その上でヘッドホンでモニターして歪みがあれば検波からフィルターのあたりの問題と言うことに。

音楽ソースで変調できるSSGほしいな…

ケンウッドR-5000の回路図を見る

ちょっと故あってKENWOODから1986〜1996年頃に売られていたR-5000の回路図をチェック中。

アッテネータ

アンテナからの信号はアッテネータ(10dB, 20dBまたは両方)を経てバンドパスフィルターセクションへ。ここでBC帯にはフィルター出口のとこにπ型のアッテネータ。

このπ型は、特性46.6オームで14.6dBの減衰のようです。

BC帯の感度アップの為にこのアッテネータを外す改造が割と普通らしいのですが、ネットで探してたら2通りのやり方が…

その1:R10をショート、R11をカット、R9は片側を外して470オームを直列に追加

その2:R10をショート、R9,R11を共にカット

さあ、どっちが正解でしょうか?(R9/R11を共にカットだと、ダイオードスイッチがオンになら無いと思います…)

80年代中頃ではまだ

最近のHFリグなら当然の「プリアンプオフ」が無いのですね…70年代のTS-820の頃と同様、強い局があって飽和しそうなとき等はまずアッテネータを入れると言うことのようです。

TS-890でBC帯のアッテネータをスルーにして使っていますが、中波放送にしてプリアンプをオンにすると、手前のアッテネータで-18dBにしても回復しきれない様な状態になります…

なのでこの受信機では、僕のとこのような環境だとBC帯のアッテネータは外さないか、外すにしても減衰量を少し減らす程度にするのが良さそうな感じです。

先ほどの特性インピーダンスと減衰量は「大体50Ω付近で15dB位減衰で、普通の抵抗値だけで出来る物」という感じに見えるので、-6〜-10dB位の定数に変えるという手もありそうです…

そしてスペックを見ていて思ったのは安定度の±10ppmと言うところ。これって30MHzだと±300Hzだと思うのですが、電源オンから暖機が済むまで、最大でそれくらい動くんでしょうねぇ…

TCXOの類いを入れたくなりそうです。

変わったフィルター構成についてはまた別途…

QR-666/R-300で使用されている2SC460Bを2SC1815-Oで置換する検討

Ic=1mAの時、C460BとC1815-OのfTは相当違うのですが、fT-Icのグラフを見ると次のような感じです

C460…230-1mA, 340–5mA, 350-6mA

C1815…125-1mA, 300-5mA, 330-6mA, 530-40mA

と読み取れるので、C460Bの方が5〜6mA位Icを流している回路なら、バイアスを調整するとC1815-Oで置換できそうです。

まず、R-300の局発のバッファ回路(Q2がC460B)

そしてQR-666はというと…

…バッファ周りは同じですね。局発の振幅は、多分2Vpp位だと思います。

まず、C460Bの回路を見ると

トリオの回路図、ところどころ電位や場合によっては信号レベルが書いてあるのでこういう時に便利です。エミッタフォロワのエミッタ電位からIc=4.7mA、fT=340MHzあたりと推定。ベース電流Ibは(8-2.9/100k=51uA、そこから推定すると設計で使われたC460BのhFEは4.7m/51u=92位です。このトランジスタの取り外したものでここまでhFEが高いのは見たことないですね、70あれば御の字です。

C1815-Oは…

GRランクは今はセカンドソース品ばかりで、-Yや-Oは、まだ探せば東芝のオリジナルがありますが、hFEが小さいOランクはGRに比べるとちょっと値が張ります…とはいえC1675Lだと40〜50円するので、それよりは汎用品として作られた1815は流通量も多くて値段安めです。

C1815-OのhFEを105(OランクはhFE70〜140)とし、Icとして6mA流すことにします。エミッタ電位を揃える様にすると…R4,R5を求めてE24系列で近い数値にするとR4=91k、R5=360となりますね。

これ位流れてるところなら1815-Oで代替できそうです…

抵抗を交換しないでトランジスタだけ差し替えると、fTが周波数の10倍に満たない状態となって、少し局発出力が足りなくなりそうです。(この局発の周波数は、Fバンド選択時最高で34MHzあたりになります)

近況

新しい話が無いので近況など。

2SC460B対策

2SC1675Lを使うと色々な数値が近いのでほぼそのまま差し替えられて良いのですが、だんだん流通量も怪しくなってきましたので、使う量を減らすための代替案等検討中。

TRIO R-300だと全部で4本使われてますが、1つは2SK19の局発のバッファ、1つはFバンドのダブルスーパーの第2局発(3.5MHz台の水晶発振)、残る2つはマーカーの水晶発振と直後のC級増幅です。

まずバッファですが、C460Bで5mA位ICを流してfTを350MHz位まで上げた状態のエミッタフォロワです…互換表を見るとC1675とか松下のトランジスタ(これはもう、ほぼ流通してない?)が載ってますが、東芝の欄を見ると2SC1815が挙がってることがあります。

1815はICが小さいときはfT100MHz未満なんですが40mAも流すとfT=530MHzというウソのような数字です。もっとも最近はセカンドソース品ばかりなのでそこまで挙がるか不明ですが、オリジナルだとIC=6mA位でfT=330MHzです。

hFEが460Bに近いとなると1815-Oになるのですが、これはまだ東芝のが買えそうです。

バイアスが自己バイアスなので、少しエミッタ抵抗と合わせてバイアスの抵抗値を変える必要もありますが、なんかここのはそのまま置換できそうです。

水晶発振2箇所ですが、バイアスは電流帰還型でバイアス電位は実は低目です。ここは2SC1923-Yあたりを使っても大丈夫かも。

C級増幅のとこもなんか1923で行けそうな気がします。

R-300のマーカーはもう交換してしまったので、QR-666にマーカーを自作するときに試してみようかと思います。

真空管

ラジオ少年さんが3末で今度こそ終わりの様なので、少し真空管を購入しておくかと検討中。

ハイバンド

去年の夏から出てないんですよねぇ、いかんですねぇ、そろそろオンエアしたい…のですが、今年はGWまでオンエアできそうに無いです、はい。

VX-3ディスコン

先日発表されました。2015年に購入して、よく持ち歩いてました。もう一台は買いませんが、これで手持ちのハンディ機全てが型落ちとなりましたw

どこかからFM放送がステレオで聴けるハンディ機、出ませんかねえ?

ラジオ少年さん頒布事業終了予定

先月くらいにはもう出ていた話なのでご存知の方も少なくないと思いますが、ついに本当に事業修了になるようです。

いくつか買っておきたいパーツや真空管があるので、そのうちにオーダーします。

真空管スーパーラジオのキットは昨年1度販売が再開されていたのですが、4球スーパー、5球スーパー共にすでに販売終了になりました。

思えば先月、このブログを見に来てくださった方が表示したページも、ちょっとラジオ少年さんの4STD関連の所が多かった様なので、やはり先月売れた数は普段より多めだったんですかねえ?

VX-3、ディスコン

アイコムやケンウッドのミニサイズのハンディ機が生産終了になって久しいですが、今日、岐阜の某ショップの「メールマガジン」が送られてきて、国内で皆ざわめき立ちました。

VX-3がついに生産終了だそうです。年明けてからはもう納品されてもいなかったそうで、ついにという感じですかねぇ。

たまたま先週金曜日に「今、幾ら?」と思って、その岐阜のショップのホームページに行ったのですがセットなども見当たらず、その時に慌ててディスコン情報も検索してみたのですが、金曜時点ではまだそう言うのも見つからず…

いやあ、再開後、何番目に買ったトランシーバーだったかな?

再開局当初、ID-51+(相当の記念モデル)とFT817NDで、移動する局はDR-635、IC-7100、DJ-G7とVX-3…と言う具合に追加した記憶があります。

一頃は毎日持ち出していました。無線するというよりは携帯ラジオの代わりに関東の補完放送を聞いてました。本体だけだとMWの感度は余り良くないし、954kHzのTBSが強いと972kHzの韓国のKBSも余り聞こえない(潰されて)始末でしたけど、FMはそこそこ。

あとは通勤で使う電車がまだアナログ波なので、止まったりすると良く聞いてましたね。

最近はソニーのポケットラジオを持ち歩いているので、ラジオ用途ではなかなかで板も無くなっていましたが、ディスコンと言うことで1週間位、久しぶりに持ち出してみます。

GWは帰省

何か最近航空券値上がりしてまして、買ってもマイル引き換えでも以前より少々高くなったかなあと。

今月か来月、2,3泊で実家帰ろうかと思いましたが、ゴールデンウイークまで無理そう…

レシーバー類、早く直して無線に戻りたいとは思うのですが…

QR-666の4:2SC460の交換(軽すぎるメーター再調整前の作業)

今回の帰省ではあんまりいじらなかったQR-666ですが、いじる前段階として2SC460(B)を2SC1675Lと交換しました。

マーカーオプション無しのQR-666では局発のバッファとFバンド第2局発の水晶発振のところに使われています。

買い置きの2SC1675Lに交換しましたが、局発バッファの方がhFE=53前後、Fバンドの発振回路のは73前後と後者は劣化が少なかったです。

この個体はメーター周りの調整で、振れ方の倍率を決めるアンプの調整がかなりハイゲイン、メーターがかなり軽いです。次回もう少し落ち着かせます。また局発バッファを変えたのでトラッキングも再調整の予定です。

もう少し詳しく書くと、S9のレベルは適正なのですが、針の振れを決めるアンプのゲインが大きめになっていて、信号を+10dBするとメーターが+20dB以上振れます。信号を弱くしたときも同じ様にがっつり下がります。

STBYスイッチ

回路図と配線を見比べてないのですが、どうもSTBYスイッチがバイパスされてそうです。接触不良になるとトラブルの元なのでこのままにするかなあ、どうしよ?

追記:2SC460

前に交換した460Bの画像と見比べたのですが、外した460、やはりどう見てもこれはAランクですね。手元にある回路図だと460Bが使われていたはずなので、これは誰かが入手できる460Aに替えたのか、それとも元々460Aが使われていた時期があったのか?

460AはhFE:35-70、460Bだと60-120です。なので、発振回路の方のは、そんなに劣化してなかったことになりますね。でも元の設計値にhFEが近いのに替えます。

そういやルネサスからNECも日立も出資引き上げる(株売却)というニュースを見たような気がします。460とか1675の頃の日本の半導体は元気でしたが、まさか他社とくっついて、また離れるとか想像もできなかったなあ、当時。

秋月のGPS受信機キット、シリアル変換モジュールを組み立ててカウンタを校正

昨日組み立てた秋月の周波数カウンタキット(AE-FCOUNT3)、GPSを使って校正出来ると言うことだったので、合わせて受信機キットとUSBシリアル変換モジュールを組み立てて1PPS信号を取り出すことにしました。

USBシリアルは、11月くらいだったか店頭に行ったら定番(?)のM-08461が無かったので、店頭にある物を見てAE-CH340E-TYPECを購入。

GPSの方は外部アンテナと受信機のセットのキットK-13850を購入。

ユニバーサル基板に固定して電源(+5V)、GND、RXD/TXDを接続、GPSからは1PPS信号を取り出し。端子類をキチンと揃えてなかったので、スズメッキ線(しかもかなり太い)で適当に引き出し。

USB-Cケーブルをつないでシリアルの方の5Vを確認、GPSボードをつなぐと…とりあえず同期しました。

1PPSを使っての校正は取説の通りにあっさり終わったのですが、うーん、PCでデータを読み出そうとしても読めない?

とにかくデバイスを認識してくれませんでした…

なんで?と考えてみたらケーブルがデータ通信に対応してない可能性。てもちあったっけ?と実家の部屋をあさると2本出てきました。ケーブルを交換したらあっさり認識。

GPSボードを挿し直し、PowerGPSを立ち上げてポート検出してみると、動きました。朝の苦労は何だったんだ?w

そういや昔、軽めのノーパソにGPSモジュールつないで地図ソフト入れて旅行先をうろうろしたなあ、なんて思い出しました。

他の使い途は今後考えますです。