K1's ManiYac 別館
 

EPSON Endeavor PT-2000 覚え書き

2000年の秋以降、社内でこのシリーズを数台購入しました。
当時15インチの液晶が単品で10万円弱だったころ、この機種は単品で16万円を切る(最小構成で)コストパホーマンスとスタイリッシュな一体型に非常にほれました。
最近ではこのような一体型はめっきり少なくなりましたが、供給元ではcore2がのるベアボーンも出しているようなので是非復活してほしいものです。
再セットアップ用に覚書を残します


気に入っている点
 分解してみると判るが各部品が非常に効率良く配置されています。この当時の他社の一体型と比べとも数段良くて設計者のデザインセンスの高さが伺えます。 各ドライブの付け替えなんかも 他の一体型に比べ非常に楽です
 
悪い点
 1. BIOSが独特で非常につかいずらい (Insyde BIOS)
 2. 放熱が十分でないらしくコンデンサーが液漏れし使用不能になるケースが多い(特にPT-2000)
 3. FSBが手動設定
 
試してみたこと
 基盤にMiniPCIのスロットがあったので、無線LANのカードを挿入してみましたが、BIOSすら起動しなくなりました。NGでした
 
 

OEM元(ベアボーン供給元) Clevo Computer社 LP200T

主な仕様

仕様項目
PT-2000
CPU
Pentium® III プロセッサ(866、933MHz)/
 Celeron® プロセッサ(700/733/766/800/850)
ソケット
Soket 370
コアチップセット
SiS630チップセット
BIOS
Insyde BIOS
ディスプレイ表示機能 コントローラ
SiS630チップセット内蔵3Dグラフィックス
液晶タイプ
15型TFT XGAカラー液晶
液晶表示
640×480ドット:約1,677万色
800×600ドット:約1,677万色

1024×768ドット:約1,677万色
外部ディスプレイ接続時
640×480ドット:約1,677万色
800×600ドット:約1,677万色

1024×768ドット:約1,677万色
1280×1024ドット:約1,677万色
サウンド機能 コントローラ
SiS630チップセット内蔵 AC'97
内蔵スピーカ
ステレオスピーカ(3W + 3W/ボリューム付)内蔵
FAXモデム機能
V.90対応ボイス機能無しFAXモデムを搭載可能
ネットワーク機能
SiS630チップセット内蔵ネットワーク機能搭載
補助記憶装置 FDD
3.5型FDD(3モード)×1 搭載
HDD
Ultra ATA/66対応 E-IDE HDD×1 内蔵
インタフェース キーボード
IBM PS/2互換 ミニDIN×1
マウス
IBM PS/2互換 ミニDIN×1
シリアル
1 (D-sub 9ピン)
パラレル
1 (D-sub 25 ピン、マルチモード双方向(EPP、ECP サポート))
ディスプレイ
1 (D-sub15ピン)
サウンド
ライン入力 × 1、マイク入力 × 1、ヘッドフォン出力 × 1
USB
4 (背面×2 + 右側面×2)
FAXモデム
RJ-11コネクタ(モデム搭載モデルのみ)
LAN
RJ-45コネクタ
赤外線通信
FIR:最大4Mbps、SIR:115.2Kbps
PCカードスロット CardBus/PCMCIA
TypeII × 2 または TypeIII × 1
メモリソケット
DIMMソケット(168ピン) × 2
PC133対応 SDRAMモジュール(最大512MB)
OS
Microsoft® Windows® 98 Second Edition、
Windows® Millennium Edition、Windows NT® Workstation 4.0、
Windows® 2000 Professional
外形寸法(W×D×H)
369×175×384mm
重量
約7.9kg (本体のみ)
電源
電源容量:130W


PT-2000以降の後継機種

PT2100
チップセットにSiS630STを採用し、CPUはIntel® CeleronTMプロセッサ700/733/766/800/850MHzまたはIntel® Pentium®IIIプロセッサ1GHz

PT-2200
チップセットにSiS630STを採用し、搭載可能なCPUが、Pentium III-1.2GHzとCeleron-1.2GHzまで搭載可能に

PT3000
チップセットにSiS630STを採用し、搭載可能なCPUは、Pentium III-1.0/1.2GHz、Celeron-900/950MHz、Celeron-1.0/1.1/1.2GHzより選択。
液晶ディスプレーのサイズが16インチとなり、SXGA(1280×1024ドット)で1677万色表示が可能

PT4000
チップセットにIntel 845を採用し搭載可能なCPUがPentium 4-2.4/2.2/2A/1.8/1.7GHzとCeleron-1.7GHzの6種類となる。ビデオ機能はMOBILITY RADEON 7500(ビデオメモリは32MB DDR SDRAM)を標準装備する。
液晶ディスプレーのサイズは15インチ

番外編
L295NはOEM元Clevo Computer社のベアボーンキットです。Intel® Core Duo Processor対応です。
15インチLCDはちょっと寂しいですが試してみたい機種です。

PT-2000FSB切り替え

CPU

Switch SW1 (CPU Frequency Switch)

Type

 FSB Speed SW1-1  SW1-2 SW1-3 SW1-4

Celeron 466/Celeron 500
Celeron 533/Celeron 566
Celeron 600

66.7MHz OFF OFF OFF OFF

Pentium III 600/Pentium III 650
Pentium III 700/Pentium III 750
Pentium III 800

100MHz ON  OFF  OFF  OFF

Pentium III 667/Pentium III 733
Pentium III 866/Pentium III 933

133MHz ON ON ON OFF

写真の○部分にあるSWにて切り替えを行ってください

 

SiS630チップセットについて

 Intel i810に対抗した激安価格、ALL IN ONEのチップセットだが他社と違ってNorth/Southが一緒になっているため小さくて扱い易い、そこそこのパフォーマンスもある、ということで一時期は低価格PC界を席巻したSiS630系列のチップセットで、高機能版のSiS630Sと廉価版SiS630E、そしてTualation対応版 はSIS630STがあります。
SIS (Silicon Integrated Systems Corp社)
ドライバーですが上記ホームページよりDownloadしてください
   
    VGA    IGP Graphics DriverのSIS630&730Siriesを選択
    LAN    Network DriverのSIS900&Integrated SIS Lanを選択
    Sound    AudioDriverのSIS7018を選択
    IDEのDriverのDownloadも忘れずに

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